2007年8月28日18:36:08
育児休業制度に物申す!
育児休業法や、男女雇用機会均等法が整備され、世の中にもだいぶ周知されてきました。
なかでも大きな変化となったのは、(小学校就学前の子供をもつ親に対する)短時間労働が広く認められたという事です。
仕事の勘が鈍る、スキルが落ちる等の理由から、完全に休業を続けるよりは、短時間勤務を継続したい労働者が少なくないのです。
これによって、小学校入学前までの子供を持つ労働者にとっては、非常に大きなメリットがもたらされました。
しかし、本当に親の短時間勤務が必要になるのは、実は子供の小学校入学以降ではないかという意見が多いのだそうです。何故なら保育所よりも小学校低学年の方が子供の帰宅時間が早いからです。
子供が大きくなって小学校まで上がると、以前よりも手がかからなくなってくるのは、事実ですが、そういう手間の問題ではなく、こころの問題が大きいのではないでしょうか。
優秀な人材を確保するために、大手企業の一部では既にこれらについても様々な取り組みを始めているようです。短時間勤務等、何らかの制度を小学校入学後も採用している企業は、なんと12.7%にも達しているという統計が出ていました。ほとんど大企業中心の統計だと思いますが、それにしても、これは素晴らしいことだと思います。こういった動きは、やはり法律側(国)よりも民間の方から出てくるものですね。感心します。
法がより有用となるために、今後の法改正で検討していただきたいと思います。
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