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2007年10月17日15:30:00
第5回総評会館寄席は6時30分、前座の林家たい木さんから始まりました。たい木さんは次の二ッ目林家ひろ木さんの紹介を兼ねて「垂れ幕」を自分でめくるのですが、たい木の木とひろ木の木が落語字のため「ホ」と読めてしまいます。ひろ木さんの演題は楽をして月給100万円を稼ぐお話「動物園のライオン」でした。ライオンが檻の中を移動する物真似に会場は爆笑。お得意の「津軽三味線」も付きました。
ここで会場内から病人が発生、救急隊が駆付け寄席は中断、この間10分でしたが、とっさに演題を代えて別の演目にされたのはさすがだと思いました。
次に登場は、二ッ目林家きく麿さん、林家門下の5番弟子ださうですが、演題は「強情記」32本のお灸の熱さに強情を張る様は、腹を抱えて笑ってしまいしまた。
ここで、15分の中入りがありいよいよ全員お揃いで「ダブル襲名披露口上」があり、木久扇師匠の芸名公募(3万件)の顛末や襲名までのいきさつが披露されました。
真打となられた2代目林家木久蔵さんは、玉川大学の演劇科のご出身とか、演劇はその他大勢からスタートするが、落語は始めから一人で話せるからと父の木久蔵に入門したとのこと。親子二代でW襲名は落語界史上初めてのことだそうです。
「皆さん、人の親だと思ってバカだバカだとおっしやいますが……息子だから言いますが…その通りなんです」などと喋っているが初代木久蔵の名跡の大きさに奮い立っているとのこと。
本当にいい息子だな、そして「いいかげんから生れる最高知恵を持つ父」なんだと思いました。
地盤、看板、鞄(金)が必要な政界は2世議員が多く問題視されていますが、落語界は自分の技ひとつで成りたたせなくてはなりません。似たとろがあるのか社会保険労務士業界にも親子二代で開業されている方が沢山おられます。
親子二代で同じ道を行ける人は幸せですね。
今後の襲名披露の日程は林家木久扇師匠のホームページをご覧下さい。
この記事へのコメント (1)
恩田和明 2007年10月17日 16:18:55