店長という「名ばかり管理職」に警告
[ テーマ: 判例情報 ]
2008年1月29日17:51:35
29日の朝「昨日のマクドナルドの判決に、企業はどう対応すべきか」教えて欲しとNHKの記者から電話がありました。
昨日まで北海道名寄にスキー行っていましたので、新聞も読んでいませんでしたが、幸い朝のNHKニュースを見ていいましたので多少のコメントをしました。
昨日の判決とは以下のとおりです。
東京地裁(斎藤巌裁判官)は1月28日「日本マクドナルドが店長を管理職として扱い、残業代を支払わないのは違法だ」として、埼玉県内の店長高野広志さんが未払い残業代など計約1350万円の支払いを求めた訴訟の判決で「店長の職務内容から管理職とはいえない」と述べ、同社に約755万円の支払いを命じたものです。
労働時間や残業代などの支払が適用除外となる労働基準法の「管理監督者の認定」を厳格にとらえた判決ですが、今後、多くの外食産業や、衣料品、家電量販店、コンビニなとではコンプライアンスや「内部統制」との関わりから注目すべき判決ではないでしょうか。