[ テーマ: 日記 ]
2013年5月30日07:30:00
4月30日 ポンデュ・ガールへ
古代ローマ人が紀元前の19年に、支配地の「ニーム」に水を引くため建設したのが「ポンデュ・ガール」です。高さ約50メートル、一日2万トンの水をユゼスの水源から50キロ離れたニームまで流していたそうです。
勾配がないと水は流れない。それを計算していたのがローマ人、すごいところです。全部石造りです。
「塩野七生」さんの自慢が聞こえてきそうな規模です。
夜、たまたま見たフランスのテレビによると、 夏はこの場所で花火大会をするそうだ。また橋の最上部にロープを仕掛け、上から下へと落下するイベントも放送していました。
付近はピクニンクができるように整備されていましたので皆さんも気軽にお出かけ下さい。
午後は、ニームを素通りして240キロ離れた「カルカソンヌ」へ。
途中は、ブドウ畑が延々と続きます。空の青い色が南フランスを感じさせます。
ここから「南西部」という地方名に変わります。
コンタル城の城門前の石像は「女性」の頭部です。
城壁内は「シテ」、ここの聖堂で
すてきな男性カルテットを聴くことができました。
聖堂に響いて素晴らしかったです。
この城は、スペインとの戦争に備えて建設され、遠くには国境のピレネー山脈が遠望できました。
シテ見学が終わったので、集合時間まで城壁を半周してみました。
戦争や宗教弾圧などを繰り返してきたフランス、このオード県で1209年に「禁欲・菜食・非暴力」を唱えたカトリックの一派「カタリ」派は、異端として十字軍に50年で100万人もの大虐殺がされたそうです。
夜の9時、ホテル「テルミヌス」から「シテのライトアップ」見学に徒歩で行ってきました。
オード川沿からの夜景は特にすばらしかったです。 今は、平和な流れがおとずれていました。
5月30日 記 恩田 和明
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