恩田和明のブログ

５月４日　土曜日

昨夜は、モンサンミッシェル地区に泊まり、朝早く「満潮」状態を見学したいと思っていましたが、予約が一杯で５０キロ離れた「サン・マロ」に変更となってしまいました。

この港町は、１７世紀に海賊の拠点となったそうですが、第二次世界大戦で８割が破壊された街だそうです。ガイドさんが、朝７時に城壁めぐりに案内してくれました。

市庁舎は土曜閉庁なので、城壁に上がってみました。海岸には古代の海のプールや海上には島の要塞もあり、要塞には干潮時に歩いて渡れるます。

同じドーバー海峡ですから、モンサンミシェル並みに「干満」の差が大きいのです。

この沖合は、イギリス領の島が点在しています。また向こうに見えるのはヒットラーに占領されたフランスを解放するため、連合国軍が上陸した「ノルマンディー」も望めます。

ここで、道路散水車を見かけました。この国の道路は真ん中がヘコンでいます。

高くなっている道路端に水をまいて汚れを洗い流すのだそうです。

サンマロを離れ、再度モンサンミシェルに向かいました。島から２キロ手前で専用バスに乗り換えます。昔は観光バスは島の駐車場まで行けて、満潮時に水没することもあったとか。今は、砂がたまり水没しなくなって危機的状況です。それで、砂をどかす工事がされていました。

モンサンミシェルは、このあたり一帯は昔は森だったそうです。津波によって水没するようになり、７０８年に聖オベ－ルという司教が大天使ミカエルの啓示を受け建設していったとのこと。一部に山肌も露出しています。

入り口にはマダム・プラールの「オムレツ」屋さんもありましたが、昼時ではなかったため「写真」だけ撮らせてもらいました。

午後は待望のパリへ、高速道路からエッフェル塔も見えてきました。

セーヌ川に沿って移動し、コンコルド広場やアレクサンドル３世橋などは圧巻でした。

ホテルは環状高速の沿いで「科学・産業シティ」近くの「メルキュール・ラ・ビレット」でした。 夕食は「ムール貝」でした。

いよいよ、明日は最終日。パリ魅力をご紹介します。

６月４日　恩田　和明

追加記事　モンサンミシェルが水没したらどうなるか。

これは、ＮＨＫの放送からの転載です。

水が押し寄せる時

さらに工事現場からはこんな感じです。