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2008年6月4日11:35:49
先週、川崎労務協会での「三好秀人」神奈川新聞社東京支社長の「川崎から見た東京、東京から見た川崎」と題した講演内容をグログで紹介しました。
先日、三好さんから「私の言いたかったことが正確に伝わらない」ということで、修正文が送られてきました。三好さんは「言論界」の人なので、黙っておれなかったと思います。改めて全文をご紹介させていただきます。 恩田和明
恩田さま
神奈川新聞三好です
稚拙な講演をお聞きいただき、ありがとうございます。
ブログ拝見しました。私の話が分かり辛かったのだと思いますが、趣旨を違って捉えられているようなので、あらためて、私の言いたかったことを簡単にご説明します。
「東京は地方の集合体-ということは、(もちろん東京という地方も含めて)川崎という地方が元気でなければ東京の存在もありえないとうことです」。一言でいえば、それが、東京から見えた川崎だったのです。
次に「地方都市は疲弊している状況がありますが、恵まれた神奈川でも実は,地域格差があって、高層マンションが次々に建っている川崎や、横浜、県央(相模原など内陸部)、あるいは藤沢など湘南方面は県などの政策が奏功した面もあって研究開発型の企業集積もあり、元気が良い。でも例えば平塚のように日産車体が県外へ工場を移したために、地域経済が厳しい状況に置かれているところもある」ということです。
さらに、「原油高騰の影響などもあって、この先の日本経済の行方は非常に不安要素がある。不透明感、もやもや感が強くなってきた」でも、「川崎には、もう一つの「もやもや」がある。それは、従来のものづくりの街に加えて、音楽のまち、映像のまち、芸術のまち、スポーツのまち…など多様な街づくりの仕掛けがいたるところで沸き起こっている。何でもありという状態。あれもこれもとなるとモヤモヤとしたような印象もあるが、このモヤモヤは元気になる「栄養の海」。何かそこから新しいものが生まれる可能性を秘めているというポジティブなモヤモヤ。生命が海から誕生したときのように、爆発的に新しいことが起きる可能性を秘めた元気な街である。その一つのビジネス的なキーワードが「環境・エネルギー」であり「医療」であり「福祉」だ。そこに大きな世界へアジアへ広がチャンスがあるはず。目の前にできる羽田国際空港も、その一つの突破口になるはずだ。さまざまな取り組みも始まっています。不安感はあるかもしれないが、本当に街が元気になるかは、皆さん次第。がんばりましょう。川崎の元気は日本を元気にする」といいたかったのです。
ブログに書き込もうかとも思いましたが、私はまだ、言論人。ブログへの書き込みという手段は使うべきでないと考えていますので、メールさせていただきました。反論というような形で情報が一人歩きされると困ると考えたからです。
川崎は現実に元気な町です。詳しい話はできませんでしたが、優秀は企業はたくさんありますし、臨海部、内陸部で工業だけでなく、農業も商業も新たなチャレンジに入ろうとしています。
だんだん、長くなってきました。ここれで終わりにしますが、ご理解いただければ幸いです。
あらためて、今後ともよろしくお願いします。
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