[ テーマ: 日記 ]
2008年9月4日11:53:00
今朝、福田総理から最後のメルマガが届きました。
わずか1年の在任でしたが、こんな感慨を述べておられます。
「過去のものは古いと蔑み、今のものは新しいと愛でる、しかし今の新しさが真に新しければ、その新しさは必ず時間を貫いて、いつまでも新しい。」
1万年前の人類は、今と全く同じ太陽を見ています。海辺へ打ち寄せる波は一つとして古いものはなく、常に新しい波です。千数百年前の日本人と今の日本人は、今も昔も変わることのない、常に新しい伊勢神宮を見ています。
太陽と海と伊勢神宮、この三つは、宇宙、自然、人が創ったもの、この違いはありますが、永遠の今です。」
美しい日本といったのは、安倍元総理、お二人ともどこか遠くを見ていたような気がします。
私は釈然としない思いです。このお二人に任命された「舛添厚生労働大臣」も「増田総務大臣」も年金問題の現場で汗をかいておられたのですから。第三者委員会はまさにその現場なのです。
さて、昨日「年金記録確認第三者委員会」に出席しました。
場所は小石川ビル内にありますが、私は7月から国民年金第一部会に所属しております。一階には全国委員会が入っています。
部会長は弁護士の清野順一氏ですが、生憎ご欠席でしたので歌津副部会長が議長となられ、6件のあっせん案と非あっせん案1件を承認し、新規事案8件について小松委員と3名で審議いたしました。
毎回8件前後の件数を処理すると、終わるころにはクタクタになります。そして、私達の下した判断が「請求された方々の今後の生活に影響する」と思うと後々まで気にかかります。しかし、納付したことを疎明でるような資料がないなか、ご本人の申し立てとそれを補強する事務局調査員の「調査報告」から「一応確からしい」とか「時効なので納付は不可能だったのでは」とか判定し、結論をするのですから、本当に大変です。現在東京委員会の受付件数は8月末で5603件です。
このうち国民年金関係が2872件で処理されたものが934件、進捗率は32%と全国平均より若干下回っています。
以上、昨日の日記でした。 恩田 和明
小石川ビルの喫煙室から
東方面を望んで
東京は晴れでした。
この記事へのコメント (2)
北本浩三 2008年9月4日 19:17:57
雪竹 俊勝 2008年9月5日 11:46:35