[ テーマ: 日記 ]
2011年8月1日14:02:00
この企画は夏休みに入った子供たちのための「能楽教室」萬狂言ファミリー狂言会として行われました。
元NHKの体操の「お兄さん」佐藤弘道さんの解説付で、とても分かりやすい舞台でした。野村万蔵さんが「すり足」「声の上げと下げ」などを解説され、子供たちも元気に「あーだのオーだの」と叫んでいました。
ところで、話ことばと表記ことばが違うことは多いですね。先日のブログでエムケイシステムさんをつい「エムケーシステム」と書き言葉で表記してしまいます。(すみませんでした)
狂言「舟ふな」はそんな違いを面白可笑しく狂言で語ってくれました。
昔の大きな川には、橋がなく「渡し舟」がありました。主人と太郎冠者は「神埼の渡し」という川べりに立って向う岸にある舟を呼ぼうとします。太郎冠者は「ふな」やーいと叫びますが、主人は「ふね」ヤーイと叫ばねばならないと叱りますが、それぞれが和歌を上げて正当性を主張します。我々でも「ふな歌」「ふなベリ」「ふな遊び」と後に語彙があれば、ふなといい、前にあれば「屋形ふね」とかいいますね。
もう一作は「茸(くさびら)」という狂言で、子役の「きのこ」がとてもかわいかったです。最後は、みんなで「狂言たいそう」をして疲れをいやしました。
萬狂言の「秋公演」は10月23日に行わるようですが、シニアは半額。
今回も、私と家内、孫、娘の義母が18歳以下の券、娘のみ一般だったようです。 おわり 恩田和明