[ テーマ: 私の趣味 ]
2008年6月12日23:13:00
昨日頼んでおいた武良布枝さんの「ゲゲゲの女房」を三景書店に受け取りに行き、今日一気に読みきりました。島根県安来市大塚町に生まれた作者は、10歳年上の水木しげる(武良茂)氏と結婚し、東京都調布市に新居を構えます。
紙芝居作家から貸本マンガに転進するもまったく売れなかったとのこと。そんな中、水木夫妻は「精神と意志の力で成功しない場合、好機の到来を待つしかない」と「連合艦隊のプラモデル」作りに二人で凝っていたとか。そしてついに昭和40年代「少年マガジン」に墓場の鬼太郎が登場します。以降の活躍は皆様ご存知のとおりです。当時学生だった私もハマッタものです。
当時は水木さんが境港出身とは知りませんでした。一つ目小僧や傘オバケなどの妖怪にはどこか「出雲」や「小泉八雲」の匂いがしていました。
水木さんは奥さんのことを「ぼんやりしている」とか「生まれてきたから生きている」ような人だ表現されていますが、これはすごいことです。出雲女の典型ような方なのです。ご本人は「終わりよければすべてよし」をモットーとされているとか。皆さまも是非読んでみて下さい。