[ テーマ: 社労士会 ]
2013年9月4日17:00:00
昨日、「免田事件と国民年金」と題して、講演をいたしました。会場は電設健保会館です。司会は「朝比奈研修委員長です。
6月19日に、「免田法」といわれる「死刑再審無罪者に対し国民年金の給付等を行うための国民年金の保険料の納付の特例等に関する法律」という長い法律が成立しました。
平成21年2月に「狭山事件再審弁護団事務局」より、免田さんの年金相談を受けたことを契機に、同年6月「年金記録確認東京地方第三者委員会」への申し立ての助言等を行ってきました。申し立ては「門前払い」となりましたが、マスコミが報道してくれました。ちょうど足利事件の菅谷利和さんが「再審無罪」となり、大きく報道された日とかさなりました。
また、同年6月5日は全国中小企業団体連合会(全中連)の第26回全国総会が「高知市」で開催され、「冤罪事件被害者への基礎年金満額支給を求める特別決議」の提案をさせていただきました。
合わせて全国社会保険労務士会連合会総会へは、東京会を代表し、我が千代田統括支部の金綱久夫先生に「厚生労働省への意見の申出」をしてほしい旨の発言を依頼いたしました。この年8月には、全中連として厚生労働省との「省庁交渉」の際も、取り上げさせていただきました。
あれから4年、この法律は議員立法として成立しましたので、国会議員さん全員が賛成をして成立した法律なのです。まさに「万人は一人のために!、一人は万人のために!」という言葉を思い起こします。
社会保険労務士として「社会正義」の実現に関与できたことを、誇りに思うところです。
また、このような機会を与えてくださった千代田統括支部の皆様にも、心から御礼申しあげます。
電設1階のレストランでの「打上飲み会」は、多くの若手にまじり「永島セツ」先生も駆けつけてくださり、本当にありがとうございました。 恩田 和明